> 導入事例
採用担当不在から、6ヶ月で施工管理有資格者3名と職人4名を採用した総合建設業の採用体制づくり

株式会社鍵田組 様
採用担当の専任がおらず、施工管理職の中途採用は直近数年間ゼロ。そこから6ヶ月で、施工管理の有資格者3名と職人4名の採用を実現された株式会社鍵田組様。採用戦略の設計から、求人票の見直し、スカウトや候補者対応の実務まで、TEAM-Xが一貫して伴走させていただきました。

課題・ニーズ
- 採用担当の専任がおらず、社長が採用業務をすべて兼務
- 施工管理職の中途採用は直近数年間ゼロ
- 会社の強みが求人票に表現できていない
活用サービス
- 採用戦略の設計:ターゲット・チャネル・求人票の再設計
- 採用代行(RPO):スカウト運用、候補者対応、日程調整、媒体運用
- 人材紹介:施工管理はTEAM-X、職人はTEAM-Xグループから紹介
- 採用特設サイトの制作とIndeed運用代行
効果
- 施工管理の有資格者(建築・土木)3名を採用
- 職人4名を採用、応募数は他社平均の倍近くに
- 社長は面接と意思決定に集中できる採用体制に
> 会社紹介

1933年創業。
電力インフラを支える、尼崎の総合建設業。
株式会社鍵田組様は、兵庫県尼崎市に本社を置く総合建設業です。1933年(昭和8年)の創業から90年以上にわたり、関西電力グループの変電所や送電設備に関わる建築・土木工事を中心に、地域の暮らしを支えるインフラを手がけてこられました。
電力設備の工事は、電気を止められるタイミングに合わせて計画が組まれるため、一般的な民間工事と比べて工期にゆとりがあります。その一方で、安全管理や品質のルールは非常に厳格です。「無理のない工程で、確実に、安全に」という現場の姿勢が、長年にわたる黒字経営と、健康経営優良法人の認定にもつながっています。
受注は堅調で現場は増え続けており、施工力を高めて事業をさらに広げていくための採用が、いま鍵田組様にとっての大きなテーマになっていました。
- 社名
- 株式会社鍵田組
- 所在地
- 兵庫県尼崎市
- 創業
- 1933年(昭和8年)2月
- 従業員数
- 39名
- 事業内容
- 土木一式工事、建築一式工事、電気工事、造園工事、舗装工事 ほか
- 主な取引先
- 関西電力グループ各社、官公庁 ほか
- 代表者
- 代表取締役 鍵田 佳成 氏
> 採用成果
6ヶ月で、施工管理3名と職人4名が仲間入り
3名
施工管理(有資格者)の採用
直近数年間ゼロだった施工管理職の中途採用が、建築・土木の有資格者3名の入社という形に。
4名
職人(現場作業員)の採用
特設サイトとIndeed運用で他社平均の倍近い応募を集め、意欲のある4名の職人が仲間入り。
6ヶ月
支援期間
月1〜2回の定例と、ほぼ毎日のチャットでのやり取り。採用担当の専任を置かずに、合計7名の採用に至りました。
| 採用職種 | 採用数 | 採用チャネル |
|---|---|---|
| 施工管理(建築・土木) | 3名 | ビズリーチのスカウト運用、TEAM-Xからの人材紹介 |
| 職人(現場作業員) | 4名 | 採用特設サイト × Indeed運用代行、TEAM-Xグループ(一般社団法人建設技能者転職支援協会)からの人材紹介 |
> 当初抱えていた課題
「採用したい」のに、
動かせる人がいない。
社長がすべてを兼務する採用体制
鍵田組様には採用担当の専任がおらず、求人媒体の運用から応募者への返信、面接の日程調整、面接そのものまで、採用に関わる業務はすべて代表の鍵田社長が担われていました。
日々の経営や現場対応と並行して、採用にまとまった時間を割くのは簡単なことではありません。応募があっても返信が数日後になってしまう、媒体の更新が止まってしまう。そうした積み重ねが、「採用活動が続かない」という状態につながっていました。
施工管理の中途採用は、数年間ゼロ
施工管理技士の有資格者は建設業界全体で慢性的に不足しており、現職で大切にされているため、転職市場にほとんど出てきません。求人を出しても応募が集まらず、施工管理職の中途採用は数年間ゼロが続いていました。
一方で、現場は増え続けており、いまの人員でこなせる工事量には限りがあります。施工力を高めて事業を広げていくための採用は、鍵田組様にとって先送りのできない課題になっていました。
伝わっていなかった、会社の魅力
工期にゆとりのある現場、出張や泊まり込みがほとんどない阪神圏中心の勤務地、年間休日120日、資格取得の支援。鍵田組様には、働く人にとっての魅力がたくさんあります。
ただ、それらは求人票やスカウト文面には十分に表現されていませんでした。「知られていない」ことが、応募の少なさの一因になっていたのです。
「採用は、誰かに任せておけば知らない間に人が入っている、というものではないと分かっていました。ただ、自分ひとりで媒体も面接も回していると、応募があっても手が回らず、そこで止まってしまう。そこをどう変えるかが、ずっと悩みでした」
> 課題解決に向けた取り組み
戦略の設計から実務まで伴走し、
社長には「人を見る」ことに集中していただく。
01
採用戦略の設計と、それを動かす体制づくり
最初に取り組んだのは、「誰を、どのチャネルで、どう口説くか」という採用戦略の設計です。鍵田社長と一緒に現状の採用活動を棚卸しし、施工管理と職人それぞれについて、求める資格・経験と年代の目安、使うチャネル、訴求する会社の魅力を整理しました。ここで決めた方針が、その後の求人票やスカウト文面、媒体運用のすべての土台になっています。
そのうえで、社長おひとりに集中していた実務を切り分けました。スカウトの送信、候補者とのメッセージのやり取り、一次面談、面接の日程調整、各媒体の原稿管理をTEAM-Xが担い、鍵田社長には「候補者を見極める面接」と「最終判断」に集中していただく形に整えました。社長との連絡はLINEグループに一本化し、候補者からの返信にはその日のうちに対応。面談前には入社可能時期や重視する軸を伺う簡単なアンケートをお願いし、面接の日程調整まで候補者と社長の間をスムーズに仲介しました。
02
施工管理:有資格者に絞ったスカウトと、TEAM-Xからの人材紹介
施工管理職は、ビズリーチのスカウト運用とTEAM-Xからの人材紹介の2つを軸にしました。戦略設計の段階で定めた資格・経験の優先順位と年代の目安にもとづき、掲載開始から1週間で約100通、そのほとんどを1級施工管理技士の保有者に絞ってスカウトをお送りしています。
あわせて、求人票の見直しにも時間をかけました。「民間工事の約3倍の工期設定で、無理なく進められる現場」「勤務地は阪神圏に集中し、出張や泊まり込みはほとんどない」「年間休日120日」「健康経営優良法人」といった、鍵田組様ならではの働き方を前面に出し、年収レンジは1級・2級など資格区分ごとに分けてお伝えしました。求職者が自分に当てはめて想像できる求人票にすることで、スカウトへの返信率も安定していきました。

03
職人:採用特設サイト × Indeed運用で、応募数は他社平均の倍近くに
職人(現場作業員)の採用では、鍵田組様の採用特設サイトを制作し、Indeedの運用をTEAM-Xが代行しました。現場の写真や働く人の声を載せた特設サイトに求人から誘導することで、他社平均の倍近い応募をいただけるようになりました。
求人では、単に作業員を募集するのではなく、「現場で経験と資格を積み、施工管理へステップアップできる会社」であることを丁寧にお伝えしました。応募があった日のうちに連絡と面接設定を行い、選考途中の離脱を防いでいます。あわせて、TEAM-Xグループの一般社団法人建設技能者転職支援協会からの人材紹介も併用し、経験者との接点を広げました。
04
現職中の候補者に合わせた、選考の進め方
施工管理の候補者の多くは現職中で、平日の日中に時間を取るのが難しい方ばかりです。選考は一次をWeb面談、最終を来社の2段階に整理し、鍵田社長には平日の夕方や土曜日にも面接枠を確保していただきました。
候補者一人ひとりに対して「一番早く、一番丁寧に」対応することを大切にし、他社と並行して転職活動をされている方にも、鍵田組様の良さが伝わるよう努めました。
> お客様の声
お客様・担当者の声
Client Voice
「求人を出すところからではなく、誰をどう採るかという戦略の設計から一緒に考えてもらえたのが大きかったです。そのうえでスカウトや候補者とのやり取り、日程調整までお願いできたので、私は面接で人を見ることに集中できました。数年ゼロだった施工管理の採用が半年で3名決まり、職人も4名入ってくれた。会社を次の段階に進めるための体制ができたと感じています。」
鍵田 佳成 様
株式会社鍵田組 代表取締役
Consultant Voice
「施工管理の有資格者は、転職市場にほとんど出てきません。だからこそ、誰にどのチャネルで何を伝えるかを最初に設計し、出会えた瞬間にどれだけ早く丁寧に向き合えるかが大切だと考えています。鍵田組様には、工期のゆとりや休日、経営の安定性など、働く人にとっての魅力がもともとたくさんありました。私たちの役割は、その魅力を軸に戦略を組み立て、求人票や候補者へのご案内に正しく載せ、社長が面接に集中できる環境を整えることでした。ご一緒できたことに感謝しています。」
高谷 匠
TEAM-X株式会社 取締役COO
> 今後の展望
採用を「仕組み」にして、
組織と事業を広げていく。
今回の6ヶ月で、鍵田組様には施工管理3名と職人4名の新しい仲間が加わりました。有資格者が増えたことで一度に受けられる現場が増え、対応できる工事の幅も広がっています。同時に、「誰をどう採るか」という戦略と、「応募があれば当日中に返す」といった運用が、採用を止めないための仕組みとして社内に残りました。
採用担当の専任がいない中小の建設会社では、「求人を出しても応募がない」「応募があっても対応しきれない」という二つの壁で採用が止まりがちです。鍵田組様の取り組みは、戦略を設計したうえで実務を外に預け、社長が面接に集中し、会社の本当の魅力を求人に載せ直すことで、その壁を越えられることを示してくださいました。
鍵田組様はこれからも、施工力を高めながら組織と事業を広げていかれます。TEAM-Xは、その成長を採用の戦略と実行の両面から支えてまいります。
